概要

本システムは、道路維持管理業務の効率化・迅速化及び総合的・計画的な施設管理を図ることにより、道路利用者や住民にーズに迅速・的確に対応し、道路に関する各種データを高度に管理・活用するシステムです。
従来の交付税申請の台帳は国土交通省の通達に合わせ管理者は、年度ごとに修正を掛けていました。しかし、修正は部分的にしかされていないため台帳の整備が困難なのが現状です。
本システムの特徴は、全ての台帳の見直しや交付税申請資料の作成も含まれています。また、台帳付図の連続表示閲覧・印刷から道路関連設備の台帳管理も行えるシステムです。

特徴

• 地図上から道路台帳附図、道路施設台帳、標識台帳、占用台帳を表示します。
• 各台帳の検索は複数条件による複合検索も可能です。
• 各台帳から地図上での位置表示もボタン一つで行えます。
• 各台帳の内容は全て印刷できます。
• 各種施設台帳には点検結果及び補修履歴情報や写真・一般図も登録でき管理できます。
• 各種帳票は測点別原票の集計結果から自動作成されます。
• 日々の道路パトロール及び補修作業の日誌を登録して、異常個所情報、対応結果などを総合管理します。
• 各道路台帳附図が地図上では繋がった状態で表示され任意の範囲を印刷できます。
• 道路標識写真が地図上の該当位置に表示され任意の範囲を印刷できます。

機能

• 平面図管理システム（道路台帳附図管理・測点別原票管理）
• データ補正システム（帳票個別出力・帳票一括出力・検索・集計・告示データ管理）
• 防災データ管理システム（パトロール管理・道路作業管理・防災カルテ管理）
• 橋梁台帳管理システム（橋梁台帳管理・橋梁箇所の地図表示）
• トンネル台帳管理システム（トンネル台帳管理・トンネル箇所の地図表示）
• 照明台帳管理システム（照明台帳管理・照明箇所の地図表示）
• 道路標識管理システム（道路標識台帳管理・道路標識の地図表示）
• 道路占用物管理システム（道路占用台帳管理・道路占用箇所の地図表示）

各機能の紹介

■平面図管理システム
道路台帳附図及び測点別原票を地図から選択して表示します。
地図の表示は「全体図」→「管内図」→「広域図」と段階的にエリアを絞りながら目的の道路台帳附図を表示します。また、検索機能（住所、目標物、図面番号、道路施設、表札名）を使用して地図の表示位置を特定する事もできます。
広域図と道路台帳附図は重ね合わせて表示されていますので（連続図）、必要な範囲を印刷して現場に持って行く事も可能です。

■データ補正システム
測点別原票からデータを集計して下記の帳票を印刷します。
また、測点別原票から条件によるデータ抽出も行えます。

道路台帳様式	道路台帳、測点別道路現況調書、トンネル現況調書、橋梁現況調書、踏切現況調書を製本用にまとめて印刷します。
道路状況	道路状況を製本用に各種の総括表・数値表等をまとめて印刷します。
交付税基礎数値	交付税基礎数値として提出する資料を所定の様式にてまとめて印刷します。
交付税検査資料	交付税検査時に用意する資料を所定の様式にてまとめて印刷します。
公共施設状況調査	公共施設状況調査にて提出する資料を所定の様式にてまとめて印刷します。
道路施設現況調査	道路施設現況調査にて提出するヒアリング資料を所定の様式にてまとめて作成します。

■防災データ管理システム
道路維持管理のために行われている道路パトロール及び道路補修作業の情報を管理します。
異常個所の情報を共有する事により、作業の計画／進捗を把握できます。

■施設（橋梁、トンネル、照明）台帳管理システム
道路施設台帳（橋梁、トンネル、照明）を地図から選択して表示します。
地図の表示は「全体図」→「管内図」→「広域図」と段階的にエリアを絞りながら目的の道路施設台帳を表示します。施設台帳の検索機能を使用すると地図を使わずに施設台帳を表示する事もできます。
また、表示されている台帳から施設の地図を表示する事も可能です。

■道路標識管理システム
道路標識台帳を地図から選択して表示します。
地図の表示は「全体図」→「管内図」→「広域図」と段階的にエリアを絞りながら目的の道路標識台帳を表示します。標識の検索機能を使用すると地図を使わずに道路標識台帳を表示する事もできます。
また、表示されている台帳から標識の地図を表示する事も可能です。

■道路占用物管理システム
道路占用台帳を地図から選択して表示します。
地図の表示は「全体図」→「管内図」→「広域図」と段階的にエリアを絞りながら目的の道路占用台帳を表示します。占用物の検索機能を使用すると地図を使わずに道路占用台帳を表示する事もできます。
また、表示されている台帳から占用物の地図を表示する事も可能です。

動作環境